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イトウシンポジウム in 東京開催報告

4月16日午後2時 東京・銀座の紙パルプ会館にてイトウシンポジウム in 東京を開催しました。一般参加者は約30名。小山内会長による協議会の説明から始まり、最初の講演は、当協議会理事で国立環境研究所の福島路生さんの「猿払のイトウについて」。数字の入った少し難しい話しでしたが、皆さん真剣に聞いておられました。メインは、絵本も描けるウクレレ釣り師こと絵本作家の村上康成さんの愉快な講演。日本、海外での釣り話を映像をまじえて聞きながら、ゆったりした村上ワールドを楽しみました。 東日本大地震・津波で被災された気仙沼の「NPO森は海の恋人」へ多くの募金を頂きました。全額支援団体に送金いたしました。

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第4回 イトウシンポジウム in 猿払

第4回 イトウシンポジウム in 猿払 日程 4月27日(水) 16:00~17:00 猿払村役場 交流センター にて開催されます 講演は 北海道大学大学院水産科科学研究院教授 帰山雅秀 氏  『 川は海と森の回廊ーサケ達が森をつくる 』 16:05~16:50 4月28日(木) 8:30~12:00 フィールドツアー 猿払村内、王子製紙社有林のイトウ保全林内を中心にイトウ生息、産卵環境などを巡ります。 8:30 役場前集合  12:30終了後現地解散となります。 (現地へ向かう車両は各自車両か乗り合わせとなります)

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(活動予定) シンポジウム開催のご案内

秋のシンポジウムを開催します。米国オレゴン州ワイルドサーモンセンターのブライアン・カウエット氏を招き「環境保全で守るべき場所(絶滅危機・危惧・絶滅とは);米国等の事例から」と題して、米国における地域と行政との連携について、また、地方独立行政法人 北海道立総合研究機構 さけます内水面水産試験場から川村洋司氏を招き『イトウの未来』と題して、イトウの保護を視点とした、これから地域で実施しなければならない課題等を話していただきます。奮ってご参加下さい。 ●開催場所  猿払村交流センター(宗谷郡猿払村鬼志別西町172番地;猿払村役場庁舎内) ●開催日時  平成22年10月30日(土曜日)14:30から ●スケジュール 時  間 内   容 備   考 13:30~14:30 受付開会挨拶来賓挨拶 猿払イトウの会会長 小山内 浩一猿払村 巽  昭 村長 14:40~15:30 第1部「環境保全で守るべき場所(絶滅危機・危惧・絶滅とは);米国等の事例から」 講師;米国 ワイルド・サーモン・センター(WSC)プログラムコーディネーターブライアン・カウエット氏 15:30~15:40 休憩   15:40~16:30 第2部「イトウの未来」 講師;地方独立行政法人 北海道立総合研究機構 さけます・内水面水産試験場川村 洋司 氏 16:30~17:00 質疑応答閉会挨拶  猿払イトウ保全協議会副会長 浜谷 雅(猿払村副村長)

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自然学校 子ども釣り体験(2010/6/13)

「○○○の裏に居るから見に行ってくる!」先日、私の息子とその仲間達がそう言い残して自転車に乗り一目散に走って行った、自宅裏にある小さな里川で不釣合いな程大きく悠然と泳ぐ魚、息子達が見に行ったのは“イトウ”であった。  当会員の源風景は私と息子の会話だったと思う、真黒に日焼けし橋の欄干からその姿を凝視する後ろ姿が浮かんでくる、「竿取って来る!」誰が言い出したか・・・・・ 10年後か20年後写真に写っている村の子供たちはきっと同じ顔をして此処で竿を振っているはずである なぜか? “イトウと一緒に”で育つからである。

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森林管理署とカルバート共同調査

平成22年6月2日(水)午後1時、北海道森林管理局が実施する「猿払イトウの生息地の現地調査」に案内役として同行した。 参加者は、北海道森林管理局から企画調整部長松本芳樹氏、企画調整部保全調整課長荻原 裕氏、宗谷森林管理署長小林栄昌氏、同管理署業務第一課長大谷数久氏、同管理署流域管理調整官安藤健一氏、同管理署鬼志別事務所森林官秋葉 貢氏、同管理署浜頓別事務所から1名に猿払イトウ保全協議会の小山内会長、岡本事務局長、猿払イトウの会から川原理事が参加した。  現地調査場所は、国有林の中を流れる猿払川上流域、はじめに、支流の更に枝別れをした川幅が1メートルもない小さな川で、現在ほとんど利用されていない林道に設置されているコルゲートやカルバートが障害となり、イトウの遡上が困難と思われる場所を川原が説明を行い視察、また、過去に行われた森林施業により土砂や伐木などが雪解けや降雨により川に流入し、イトウの産卵適所が減少した状況等を説明。最後に数年前にカルバートの影響によりイトウの遡上が困難だった場所に森林管理署が土のうを置き遡上が回復した支流を視察した。 森林管理署側からは、今後の造林や下刈り等の計画予定を図面を見ながら説明を受ける。  最後に松本部長から、直ちに取り組まなければならない状況にはないが、これから行われる森林施業については、十分配慮をしながら行うので、今後とも協力を願いたいとの言葉をもらい、調査を終了した。

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カルバート調査

 猿払川にイトウが安定して生息している理由のひとつに、他の河川に比べ、堰堤などの河川を横断する構造物が少ないことがあげられます。川の下流や河口付近、さらには沿岸で成長し、産卵のために上流に移動、産卵後はまた下流に移動するイトウにとって、川がダムや堰堤などによって分断されることは致命的なこと。イトウは移動することができなくなり、産卵できず、やがてその川から姿を消すことになります。猿払川流域にダムがないこと、また堰堤も数が限られていることが、イトウの再生産を保証しているといえるでしょう。 しかし一方では、猿払川にも他の河川と同じように、数多くのカルバートが設置されています。カルバートはダムや堰堤ほど規模は大きくありませんが、イトウをはじめとする回遊魚の遡上を妨げる障害物となることが知られています。カルバートとその下流の水位差や、カルバート内の激しい水流によって、産卵期にイトウが遡上できないケースが報告されています。 そのため猿払イトウ保全協議会では、環境保全区内のカルバートの設置状況や、カルバート上流側でのイトウの産卵状況を調査。イトウに対するカルバートの影響を評価するための基礎資料とします。調査後は、結果の集計とその解析結果を猿払イトウ保全協議会の活動実績として報告します。また調査を通じて明らかとなった問題点については対策を講じ、その対策についても追跡調査を行い、効果を検証します。 ■カルバートとは 用水や排水のための水路が、道路や堤防などの下に埋設されたもの。カルバート下流の落ち込みの水深が深くないとイトウは遡上できず、またカルバート内や上流出口付近に流木などの障害物がある場合も遡上できなくなります。

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2010年4月27日シンポジウム

第2回総会後、シンポジウムが開催された。 独立行政法人 国立環境研究所 アジア自然共生研究グループ、福島路生先生の講演 sterilization disinfection 「なぜイトウの保全か?」を聞いた。

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第2回総会

2010年4月27日 猿払村役場にて、「猿払イトウ保全協議会」第2回総会が開催された。  会長の挨拶から始まり、2009年度事業報告及び収支決算報告、並びに会計監査報告が行なわれた。続けて2010年度の事業計画、予算の件について話し合われた。2010年度は、シンポジウム・カルバート調査・自然学校等が計画されており、合わせてホームページの公開・パンフレット制作が予定されている。 充气水滑梯

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記者発表

2009年12月8日「猿払イトウ保全協議会」設立についての記者発表が、王子製紙本社にて行なわれた。  王子製紙株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:篠田 和久、以下:王子製紙)、猿払イトウの会(北海道宗谷郡猿払村)、猿払村、および研究に携わる学識経験者によって、北海道宗谷郡猿払村の河川に棲む稀少巨大魚“イトウ”を保全するため、「猿払イトウ保全協議会(任意団体)」を12月7日に設立いたしました。  イトウは、最長寿命は20年以上、体長は1m以上に達する日本最大の淡水魚です。かつては本州北部にも分布していましたが、河川環境の悪化により激減し、現在では北海道の一部の河川に生息するのみで、国際自然保護連合(IUCN)と環境省のレッドリストで絶滅危惧種に指定されています。  猿払村には王子製紙の猿払社有林(約17,290ha)があり、そこに流れる猿払川とその流域は、日本でも稀に見る自然豊かな生態系で、猿払川のイトウは少なくとも過去20年近く個体数がほとんど減少していません。王子製紙は、ワイルド・サーモン・センター(米国、オレゴン州)の提案を受けて、本年10月、イトウ保全のための環境保全区(約2,660 ha)を猿払社有林内に設定しました。  猿払のイトウ保全には、行政・森林所有者・地元企業・住民との協力、イトウの生態や生息環境の調査・研究およびシンポジウムや自然学校開催によって広く世間の人々にも保全に関心を持っていただくことが大切です。このような活動を通じて猿払のイトウ保全を推進するため、「猿払イトウ保全協議会」を設立することと致しました。

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