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作成者別アーカイブ: 猿払イトウ保全協議会
荒天の猿払
先週に続き今週も低気圧の影響で荒天の猿払川 20mを超える強風と100mmの大雨強風で車庫や倉庫が飛び道路の通行止めも発生しました 今回の大雨でサケの遡上、産卵も始まりそうです、アメマスもこの雨で産卵遡上している事でしょう… 河川源流部で産卵親魚をまつ河川残留型アメマスとアメマスの稚魚彼らは産卵に参加するもの、産卵時の卵を狙うものと思惑は様々です… イトウの稚魚は4cm後半~6cmを超えるサイズまで育っています、今年夏から初秋にかけ河川が増水することはなく多くの稚魚が上流部に残っています、サイズも大きめですこのまま冬を越せる事を祈っています (写真 猿払イトウの会 川原 満)
猿払川は秋の始まり
先週から最低気温がひと桁台になった猿払8月の末に上流部に集結したサクラマスはすでに産卵も終盤です サクラマスの産卵床周辺ではイトウの幼魚が流れてくるサクラマスの卵を待ち構えています 沖合の定置網でもカラフトマスは不漁とのこと…今の所村内の河川への遡上数も極端に少なくここ十年で一番少ない遡上数になるかもしれません…少し心配です (写真猿払イトウの会 川原満)
曇天が続く猿払川
今年は初夏から雨が多く盛夏を迎えてもスッキリ晴れた日は数えるほどしかありません すでに最北の地は夏の終わりが近づいています、王子製紙環境保全林内のイトウ産卵河川を調査しました 7月に浮上した稚魚は少し大きくなり4cmを超えていました、先月の記録的豪雨の洪水を乗り越え順調に育っています、 そのほかにもサクラマス(ヤマメ)ドジョウ類 トゲウオ類 カワシンジュガイ類などを確認しました この河川は中下流部が王子製紙社有林、上流部が国有林で調査は中流部2か所、国有林内1か所で行いました 結果 イトウ稚魚3匹 サクラマス(ヤマメ)33匹 ドジョウ類18匹 トゲウオ類14匹 カワシンジュガイ類は各調査地点で多数確認しました タモ網での調査は採る行為そのものの楽しさや色々な生物が間近に観察できて楽しいです 上流部国有林内には林道が河川を横断していてそこにはカルバート(パイプ等)が存在します、この場所のカルバートは径が小さく頻繁に閉塞し通水が滞っていしまいます 写真ではどこに管が存在するかわからないと思いますが…それほど流化物が堆積しています、これでは魚類の移動は妨げられてしまいます、間もなくサクラマスの産卵も始まります、閉塞物を撤去する作業も行いました この様に川幅の半分ほどの径の管が設置されていますので物理的に閉塞してしまうことが容易に想像できます 閉塞に伴いここの上流約30mは泥の堆積が激しく、この泥の体積は礫床を埋めイトウや魚類の産卵環境減少の一因にもなります 足首~脛まで簡単に埋まってしまうシルト状の泥が堆積していました、管の閉塞を解消すると堆積も解消されます、 猿払の山林には多くのイトウや魚類の産卵河川が存在しますが土地の所有者は様々です国有林、民有林、村有林 そこに存在する林道には先ほど紹介したカルバートが存在しますが林道の管理者が土地所有者とは限らずこれらの管理責任等も曖昧な物も多いのが実情です、これらの事項調査し土地所有者と情報共有して改善に向けて活動しています (写真 調査 猿払イトウの会 川原 満)
イトウ稚魚浮上の季節を迎えました
今年春に産卵したイトウの稚魚たちが川底の砂利の中から出てきました まだ2.5cm~3.5cmと小さいです 現在浮上のピークを迎え河川産卵域の浅瀬にはたくさんの稚魚が見られます 今年は雨が多いせいか植物の丈が例年より早く伸びている感じがします 短い夏を謳歌する昆虫たち気温の上昇とともに様々な昆虫を目にする様になりました 猿払もやっと本格的な夏を迎えました (写真 猿払イトウの会 川原 満)
初夏の猿払原野
6月も間もなく終わります 低気温と雨で例年のようなさわやかな初夏とは違う猿払ですが新緑の季節を迎えています すっかり河畔林が緑に覆われた猿払川 王子社有林内の浅茅野湿原ではワタスゲ、菖蒲などの花が咲いています 植物のほか野鳥も観察できます 路肩に車を止め静かに待っていると比較的近くまで鳥たちは寄ってきてくれます 低気温が続く猿払ですが間もなく本格的な夏が訪れます (写真 猿払イトウの会 川原 満)
本格的なイトウ釣りシーズン到来
いまだ肌寒い猿払ですが週末からは気温も上がり初夏らしい天気になりそうです 猿払のイトウの産卵は終了しました これからが本格的なイトウ釣りシーズンの到来です (写真 猿払イトウの会 川原 満) 産卵期のイトウ釣り自粛のお願いにご協力くださりありがとうございます いつまでもイトウの釣れる環境を残すためにこれからもご協力よろしくお願いいたします 写真のような光景がいつまでも繰り返されるような環境保護、改善の活動を継続していきます。
授業と環境研修
4月下旬とゴールデンウィークに地元小学校の授業と大学生を対象とした環境研修を実施しました イトウの住む里・自然と酪農の関係を考えるワークショップと地元小学校の総合学習が行われイトウの産卵環境と生息環境、人間がもたらした環境の改変等をフィールドを巡り観察しました 小学校の授業では残念ながら急激な高気温で川は濁りイトウがいても見えない残念な状況でした、それでも小学生たちは普段余り訪れることの無い山奥の川を散策しイトウの生息環境や生態、人間の生活の関係に熱心に耳を傾けていました 講師に「NPO法人北海道森ねっと」の山本 牧 氏を招いて開催され、 将来農業を志す大学生が湿地と農地の土地改良、河川改修とイトウ生息の脅威などを学び、イトウの生息・産卵環境、山・森を実際にフィールドを巡り今までと違った目線で考え感じてもらえたようです、
春を迎える猿払川
4月中旬ですが寒い日が多く、雪解けが少し停滞する猿払ですが 自然界では着実に春を実感できます 雪解け水をたたえた猿払川これから日に日に雪は消えていきます (写真 猿払イトウの会 川原 満) 流れの脇にはサクラマスの稚魚が泳いでいます 釣り人の皆様へお願い 4月から5月中旬頃まで河川中上流部や産卵区間とその周辺では、産卵・産卵遡上中のイトウを釣らないようお願いいたします、
春の兆し
3月中の記録的な暖かさで雪解けも順調に進んでいます 猿払川を覆っていた氷は解け、雪解け水で増水したその流れが 氷を押し流しています 海岸線の雪は、ほぼ無くなり春の兆しが色濃くなってきました 山間部にはまだ雪が60cmほど残っています 最北の地でしか見ることが出来ない、春の風物詩 ワシの渡り、ワシ達がさらに北のサハリンを目指し旅立っていきます 雪解けの早い今年はこの渡りも少し早めに終わりそうです (写真 猿払イトウの会 川原 満)