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猿払川は産卵期を終え初夏を迎えています

残雪の多い春を迎え順調な雪解けで平年並みの産卵期を迎えた河川が多かったのですが…その後の降雨・高気温で再び河川は大増水…産卵が複数回に分かれた河川が多く存在しました、河川によっては産卵床が流された河川も有ります、結果てきに産卵の終焉は平年よりやや遅めになってしまいました。 王子ホールディングス環境保全林内を流れる産卵河川を遡上するイトウペア、この河川は同社がイトウ遡上に配慮し林道に設置されたカルバート(排水暗渠)を撤去した河川、この活動が実を結び産卵数が着実に増えています。 猿払イトウの会が森林管理署に提案しカルバートの遡上環境改善をした河川、今年も該当カルバートを無事遡上し産卵を確認しました 猿払イトウ保全協議会は猿払イトウの会と共同でこの様な活動を継続し実を結んでいます。 6月に入りいよいよ初夏を迎えた猿払 イトウは各流域で産卵後の体力消耗を補うべく狩りに精を出しています 下流域でトゲウオを捕食するイトウ… 多くのイトウが産卵後、多くの餌資源が存在する下流域に移動すると言われていますが…観察する限りイトウそれぞれに生活史があり海に出る者、中流や上流部に留まりドジョウ・ヤツメウナギ・ウグイ、海を目指し河川を下るヤマメを捕食する生活を選んでいるイトウも多く存在します、そのイトウたちが毎年決まった生活史・餌採りの場所を選択しているかは分かっていません。 (写真 猿払イトウの会 川原 満)

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