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猿払川は暖かな秋から初冬へ

現在猿払村と猿払イトウの会は2021年夏季のイトウを含む魚類大量死を受けて 猿払村内でのイトウ釣り自粛をお願いしています。 期間は11月から翌年5月末までと、7月8月です ご協力お願い致します。 降雨に恵まれ高気温もなく”いつもの”猿払の夏…平年並みの気温と降雨で渇水や高水温とは無縁の夏でしたが9月中旬以降、降雨は少なく、渇水の河川が多く気温もやや高めの日が10月末まで続きました 好天に恵まれ行楽日和が多かった気がします… 猿払中流の王子HD保全区には多くの湿地帯が含まれます、大小の支流が平らな大地を自由に流れ湿地を形成しています、もちろんそこはイトウや様々な魚が利用しています 調査中に捕獲した若いイトウ、小さな流れの中にいましたが…この様なところで何をしているか?? と思うかもしれませんが…湿地内の流れは餌生物が豊富です… ウグイも大量に生息していますしそれを狙って他の魚もやってきます 季節により様々な環境を利用しているようで、湿地はその重要な役割を果たしているのかもしれません。 暖かな秋に冬の使者は遅れてくるのかと思いましたが例年通り白鳥や鷲たちはやってきました 猿払川、猿骨川下流部の湖沼には千羽以上の白鳥が一時的に飛来します 猿払川、猿骨川、知来別川上流部でサケを狙うオオワシを確認しました これらの渡り鳥の脅威となっている風力発電所が稼働、建設、計画を含めると700基以上となり、猿払川水系を含めたイトウ産卵河川の源流部にも建設が予定されています…この計画は猿払村の水道水源の河川も含まれており… 環境にやさしいはず?クリーンエネルギー?で生物の生息、繁殖、村民のライフラインに影響が出る可能性がある計画で、建設を予定している2社は環境配慮への具体的な方策を示さぬまま、建設への手順を進めています… 遅い初霜、初雪からしばらく経ちましたが今日は一気に平地でも積雪状態にクマもまもなく冬眠の季節です (写真 猿払イトウの会 川原 満)

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