例年よりやや暖かな9月が終わり既に10月
本格的な秋を迎える季節、本来であれば河川ではカラフトマス・サケの産卵で河川はにぎやかなのですが今年は少し寂しい状態、沿岸でのカラフトマス・サケ漁も不振であるように、河川での産卵数もここ十年で一番少ない状態、毎週末河川を調査していますが、カラフトマス3ペアの確認に留まり、いまだサケの本格的な遡上も確認できていません…
イトウの稚魚は度重なる降雨増水で残存数が非常に少ない状態です
カラフトマス・サケ共に今後の遡上が有るのか?このまま終わってしまうのか?分かりませんが、北海道各地でサケの回帰数が激減しています。
産業魚種であるサケマス増殖の転換期に来ているのかもしれません、そんな中で増殖事業などとは無縁のイトウは近年の気象の変化にこれから柔軟に対応して行けるのか?注視して行きたいと思います。
(猿払イトウの会 川原 満)