イトウはたまごを生むために川の上流に泳いでいきます。
						でも、途中で水の流れをせきとめる「せき」があると、イトウは上流までいけず、たまごを生むことができません。
						するとその川ではイトウがどんどん少なくなり、
						やがてイトウのいない川になってしまいます。
						イトウがいつでものぼれるようにしておくことが大切ですね。

川のまわりの木からは、イトウのこどもが食べる虫がおちてきたり、水の中に住む虫がたべる葉っぱがおちてきます。
						木がなくなると、虫がいなくなり、イトウはごはんを食べることができません。
						また木は土が川に流れおちるのをふせいでいますが、木がなくなり、土が川におちてくると、イトウが卵を生む石コロの場所が土でうまってしまい、たまごを生めません。
						川のまわりの木をまもることは、イトウをまもることなんです。

川岸がコンクリートになっている場所をみんなも見たことがあるでしょう。
						そんな場所には虫が住まず、虫を食べる小さな魚もいなくなります。
						すると小さな魚をたべるイトウも生きていけなくなります。
						自然な土の川岸をまもること。
						それがイトウをまもることにもつながっているんですね。





